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深層外旋六筋の起始・停止・作用について解説

どうも、たすく(@tasuku_highspec)です。

今回は深層外旋六筋について解説していこうと思います。

深層外旋六筋は股関節のインナーの筋肉です。
深層外旋六筋に関わらず、インナーの筋肉はもれなく大事なんで、深層外旋六筋もしっかりと把握しておきましょう。

今回、解説するのはどの筋肉で構成されてるのかと、起始・停止・作用の3つ、深層外旋六筋のワンポイントとトレーニングです。

トレーナーなら解剖学はマスターしとかなきゃいけないです。
しっかり理解しておきましょう!

ではいこう。



深層外旋六筋は六つの筋肉から構成される

深層外旋六筋はその名の通り、股関節のインナーの筋肉で六つの筋肉から構成されます。

深層外旋六筋を構成する六つの筋肉

梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、外閉鎖筋、大腿方形筋

この六つです。
これらを深層外旋六筋としてまとめることが多いですね。

ひとつひとつに特出した特徴とかはないですが、ひとつずつ解説していこうと思います。

梨状筋

起始:仙骨の前面
停止:大転子
作用:股関節の外旋、外転、伸展
神経支配:仙骨神経

梨状筋は深層外旋六筋の中でも一番有名?な筋肉です。
けっこう、梨状筋単体でフォーカスされることがあるので、梨状筋に関してはしっかりと解説していこうかなと思います。

まず注意してほしいのが、起始部ですね。
仙骨の横側から出てると思われがちですが、梨状筋は仙骨の前面から出てます。
なので梨状筋が硬くなったりすると骨盤内部に影響を与えることは考えられますね。

梨状筋の作用としては股関節の外転と外旋、伸展が作用としてあります。
で、深層外旋六筋の六つの筋肉は全部の作用が外旋のみと思われがちです。
まぁぶっちゃけそうなんですけど、梨状筋に関してはメインの作用は外転だと考えてます。

その理由は停止部にあるんですけど、深層外旋六筋の梨状筋以外の五つの筋肉は大転子の後面についてます。
ただ、梨状筋だけは停止部が大腿骨の上部についてるんで、収縮すると股関節の外旋ってよりは外転に働くんじゃないかな?って感じです。

まぁ、股関節の外転って言っても筋肉の面積とかモーメントアームから考えても大きな力は発揮しないです。
股関節の外転筋には中臀筋とか小臀筋があるんで、梨状筋はあくまでも補助的な働きですね。

で、梨状筋で特に有名なのが坐骨神経痛です。

梨状筋の下には坐骨神経って言う、人間の神経の中で一番ぶっとい神経が通ってます。
梨状筋が硬縮することで坐骨神経を圧迫して、痛みや痺れが生じるって感じですね。
まぁ梨状筋だけが全部の原因ってわけじゃないんですけど、梨状筋をリリースすることで改善されるケースは多いです。

あと最後に、梨状筋は股関節筋では珍しく骨盤には付着してないです。
仙骨と大腿骨に付着してるんで、骨盤の前傾とか後継とかには直接は影響しないですね。

上双子筋

起始:坐骨棘
停止:大転子後方
作用:股関節の外旋、
神経支配:仙骨神経

内閉鎖筋

起始:閉鎖孔(閉鎖膜)の内側
停止:大転子後方
作用:股関節の外旋、外転、伸展
神経支配:仙骨神経叢からの枝

下双子筋

起始:坐骨結節
停止:大転子後方
作用:股関節の外旋、外転、伸展
神経支配:仙骨神経叢からの枝

外閉鎖筋

起始:閉鎖孔(閉鎖膜)の外側
停止:大転子後方
作用:股関節の外旋、内転
神経支配:閉鎖神経

大腿方形筋

起始:坐骨結節
停止:大転子後方
作用:股関節の外旋、内転
神経支配:仙骨神経叢からの枝

深層外旋六筋のひとつの特徴としては、特定の神経で支配される筋肉が少ないってことですね。
仙骨神経から枝分かれしてる神経によって支配されてるんで、仙骨神経に異常があると深層外旋六筋にも異常をきたすってことです。



深層外旋六筋の作用

深層外旋六筋はその名の通り、主な作用は股関節の外旋です。

今までそれぞれの筋肉の作用を軽く紹介してきてわかる通り、それぞれに細かい作用はあるんですけど、ひとつにまとめてメインの作用は外旋って認識でOKです。
ひとつひとつに分解しても、微々たる力しか持たないですからね。

ただ、全部をまとめてひとつの筋肉として認識すると、股関節外旋の貢献度としては大臀筋に次いで深層外旋六筋は2位なので、まぁ強いですね。
ちなみに3位は中臀筋です。

外旋の中でも特に強く働くタイミングがすでに内旋位にある股関節を強く外旋させるときです。
ボールを投げる時とか、バットを振る時なんかをイメージしてもらえるとわかりやすいですね。
前足を浮かせてから着地して、身体をひねってボールを投げたりバットを振ると思います。
その時の前足の股関節外旋時に強く働くって感じです。

で、注意点なのが、深層外旋六筋は股関節のインナーの筋肉です。
肩関節で言うローテーターカフですね。
ローテーターカフが肩関節の安定性を担うように、深層外旋六筋は股関節の安定性を担います。

この安定性が損なわれると、負担が腰にいきやすくなるんで腰痛とかになりやすくなるってイメージです。

深層外旋六筋のワンポイント

深層外旋六筋の中でも、個人的に大事だなと思うのが閉鎖筋の二つですね。

内閉鎖筋は骨盤内部から骨盤底筋群の一部分を担ってると言っても過言ではないです。(実際には骨盤底筋群には含まれないです。)
閉鎖筋の二つは閉鎖膜って言う膜を隔ててくっついてるんで、どっちかが硬くなると膜を介してもう一方も硬くなります。
そうすると、骨盤内部の圧力だったりとか股関節に影響があることはまぁ自然な流れかなと。

あと、深層外旋六筋全ての停止部を見てもらえるとわかるんですけど、停止部がほぼほぼくっついてます。
もはや筋繊維融合してんじゃん?ってくらい近いです。

なので、ひとつが硬くなると連動して全部硬くなる可能性はありますね。
さらに、神経とか血管がかなり密集してる部分なんで、深層外旋六筋が硬くなるとその分、神経だったり血管を圧迫しやすくなって痺れとか痛みが生じると考えられます。

深層外旋六筋はかなりデリケートな筋肉ですね・・・。

深層外旋六筋を鍛えるトレーニング

深層外旋六筋を鍛えるトレーニングで代表的なのはクラムシェルです。

深層外旋六筋は股関節の外旋がメインの作用なんで、股関節の外旋の動きに対して負荷を与えればOKです。

クラムシェルのやり方

・横向きに寝てもらい、股関節を45度、膝が90度になるように曲げる(この時、肩と腰と足が一直線になるように)。
・かかとをつけたまま、股関節を外旋させる
・チューブなどを膝に巻いてもいいし、トレーナーが徒手抵抗をかけても良い

こんな感じですね。
インナーの筋肉なんで、あまり強い負荷をかけるとアウターの筋肉を使いだすんで、負荷は強すぎないないように注意しましょう。

あとは無理に股関節を外旋させようとして身体が開いたり、腰を反ったりしないようにしっかりと見ておきましょう。

まずはクラムシェルで深層外旋六筋を活性化させて、股関節の安定性を高めてからスクワットとかをやると、かなりトレーニングの流れ的にはいいんじゃないかなとは思います。

深層外旋六筋は肩関節で言うローテーターカフと同様に、インナーの筋肉なので股関節の安定性を担う超重要な筋肉です。
トレーニングの効率をあげるため、腰痛などの不定愁訴を改善するためにもしっかりと理解して、必要なクライアントには処方していきましょう!

それでは!



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