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会社は永遠の存在ではない|SNSの発展による企業の隠れたリスク

今日は「会社はいつでもあなたを切り捨てる」というテーマでお話をしていきます。

ちょっと刺激的なテーマですが、あなたにも決して無関係な話ではないので、ぜひ最後まで見ていただければ、なにか考えるきっかけになるんじゃないかなと思います。

僕の意見を存分の乗せているので、賛否両論もあると思います。コメントいただけると嬉しいです。

会社は「永遠の存在」ではない

今の時代、会社はいつ潰れてもおかしくありません。

2023年では、ビッグモーターの不祥事がかなり問題になりましたよね。

甚大なダメージを受けて、経営再建はいばらの道とも言われています。

そして、ビッグモーターという大企業がダメージを受けることで、ビッグモーターと取引をしている別の企業もダメージを受けることになります。

例えばビッグモーターが店舗を構えている土地の不動産会社だったり、広告代理店、さらにはその広告代理店から仕事を受けている制作会社までもがダメージを受けることになります。

さらに、中古車販売業界のトップであるビッグモーターが不祥事を起こすことで、中古車販売業界全体のイメージダウンにも繋がります。

このように、企業の経営が悪化することはその企業だけでなく、関係する他の企業にもダメージが伝わっていきます。

もはや、あなたの会社が不祥事を起こさなければいいという問題ではありません。

「自分の会社はいつ潰れてもおかしくない」というのが現代の状況です。

大企業こそリスクを孕んでいる

僕は大企業こそ倒産のリスクを孕んでいると思っています。

大企業は従業員数が多い分、一人一人を隅々まで管理することは不可能です。

特に、「まじめな社員の隠れた不正」はあるあるだと思います。

ビッグモーターの件もそうですが、まじめな社員ほど「会社のために」「家族のために」と焦るがあまり、不正に手を染めてしまうことは隠れたあるあるだと考えています。

もちろん、会社からの指示である場合もありますが、知らぬ間に不正をしていることはそんなに珍しくないんじゃないかなと。

また、意外と内部から崩壊していくケースもあります。

ビッグモーターばかり取り上げて恐縮ですが、ビッグモーターは「顧客の車をわざと傷つけて不当な金額を請求した」という外部的なものと、「幹部による従業員へのハラスメント」という内部的なもの2つが原因で問題となっています。

僕は意外と、後者の内部的な問題が原因で、企業が弱っていくケースが多いんじゃないかなと思っています。

大企業なので企業体力があり、すぐに倒産まではいかないと思いますが、今まで積み重ねてきた信頼が崩れ去るのは一瞬です。

「従業員をそういう扱いしている会社」というレッテルを貼られてしまえば、ダメージは少なからず受けるでしょう。

ひとつ問題が発覚すると、次々と内部情報が漏れ、そうやってジワジワ弱っていきます。

SNSは企業にとって味方でもあり最大の敵でもある

これはよくも悪くも、SNSの普及がめちゃくちゃ影響していると思っています。

X(旧Twitter)、TikTok、Instagram、YouTubeなど、SNSの拡散力ははっきり言って異常です。

例えば僕は、どこにでもいる普通の会社員ですが、InstagramでExcelの情報を発信することで、2万人もの人に投稿を見てもらえるようになりました。

ただの一般人が2万人の人に見てもらえるって、冷静に考えてやばいですよね。

SNSはうまく活用すれば企業のブランドイメージを構築したり、会社やサービスを認知してもらえたりと、非常に強い味方になってくれます。

しかし、不祥事を起こしてしまえば手のひらを返したように、どんどんマイナスに働いていきます。

それに、面白いことに「マイナスなことほど拡散スピードは速い」という特徴があります。

これはもしかしたら日本人特有かもしれませんが、悪い噂ほどよく広まる感じしませんか?

芸能人の不祥事や企業の不正、政治家の悪い噂など、そういったものの拡散スピードはめちゃくちゃ速いです。

あとはSNSの仕組みも影響があります。

SNSってアルゴリズム(仕組み)によって興味があるものをバンバン出してくる仕組みになってます。

例えば、Instagramのリールを見て、ペットの動画にいいねをしたら、やたらペットの動画が流れてくるようになった経験とかありませんか?

あんな感じで、話題になってる動画を出してきて、それにいいねをしたら「お?いいねしましたね?じゃあこれも興味あるでしょ?」って感じで、関連動画をバンバン出してきます。

こういったSNSの仕組みもあって、ものすごいスピードで広がっていきます。

企業の平均寿命は23.3年

東京商工リサーチの調査では、企業の平均寿命は23.3年となっています。

東京商工リサーチが、2022年に倒産した企業6,428件(負債1,000万円以上)のうち、創業年月が不明の779件を除く5,649件の平均寿命を算出・分析した「倒産企業の平均寿命」に関する調査によると、日本企業の平均寿命は「23.3年」であることがわかった。

企業の平均寿命は23.3年 東京商工リサーチ調べ

企業の平均寿命が23.3年ってところもやばいですが、2022年に6,428件もの企業が倒産してるっていうのも衝撃ですよね。

特に、建設業や製造業、卸売業、金融や保険、不動産、サービス業などは寿命が短いみたいです。

人間が働くのは大卒の場合は22歳から65歳までと、40年以上あるにも関わらず、企業の平均寿命は23.3年。

これがいかにやばい状況か、優秀なあなたならわかるはずです。

いつ仕事がなくなってもおかしくない

大企業ですらいつ倒産するかわからない現代なので、あなたの仕事がいつなくなるかわかりません。

今はちょっとした不祥事でも大ダメージになりかねません。

そうして業績が悪化すると、企業としては一番のコストである人件費を真っ先に削減しにかかります。

終身雇用が完全に終了し、性能がやばいAIもどんどん誕生してきているので、マジで他人事ではないと思っています。

僕も例外ではありません。僕はWeb系の仕事をしているのですが、Web系は特にAIが強い分野なので、いつ仕事が取られるかわからない状況です。

現に、コンビニやダイソー、ユニクロではセルフレジが目立ってきて、どんどん人件費を削減してます。

あなたも僕も、そうなる前になにかしっかりと対策をしなきゃいけない状況です。

じゃあ一体どうすればいいのか?それについてはまた別の記事で話そうと思いますので、今回はここまで。

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スギ

スギ

東京のWeb系ベンチャー企業で働くWebマーケター兼ディレクター。 20代後半未経験からIT業界に転職成功したノウハウを中心に、副業やライフハック、Webマーケティングに関することなど「あなたの人生をちょっと良くするひとつの選択肢」というコンセプトで生活に役立つ情報を発信。

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